OpenBSD 4.6 -stable (amd64)

  • ページ: 動作報告
  • 投稿者: chocolat?
  • 状態: 成功
  • ptexliveバージョン:20091009
  • 投稿日: 2009-11-18 (水) 12:26:37

必要パッケージ

gmake,bash,日本語フォント
/usr/ports/graphics/evinceでmake install-allで入ってくるもの
→evince,evince-djvu,evince-dvi,texlive_base,texlive_texmf-minimalなど
 特に、evince,evince-djvu,evince-dviがないと、make testの段階でセグメンテーションフォールトを起こすことがあるようです。(後述)

ptexlive.cfg

変更箇所のみです:
ISO_DIR=/mnt
TEXLIVE_DIR=$ISO_DIR
PREFIX=/usr/local/texlive/p2008

EXTRA_TRUETYPE="/usr/local/lib/X11/fonts/mplus;/usr/local/lib/X11/fonts/sazanami;/usr/local/lib/X11/fonts/ja;
                        /usr/local/lib/X11/fonts/ghostscript;/usr/X11R6/lib/X11/fonts/TTF"
EXTRA_OPENTYPE="/usr/X11R6/lib/X11/fonts/OTF"

#OS 付属の freetype2 を用いるを有効化
if freetype-config --ftversion > /dev/null 2>&1; then
conf_option --with-system-freetype2
conf_option --with-freetype2-include=`freetype-config --cflags | sed -e 's/-I//' -e 's/ .*//'`
fi

KANJI_CODE=EUC

CPPFLAGS="-I/usr/local/include -I/usr/local/include/libpng"
LDFLAGS="-L/usr/local/lib"
LD_LIBRARY_PATH=$LD_LIBRARY_PATH:/usr/local/lib
export LDFLAGS CPPFLAGS LD_LIBRARY_PATH

メッセージ

 今まではptetexの動作報告125と同じ要領でfreetypeをotvalidを有効にしてソースからインストールしましたが、今回はptexlive.cfgの「OS 付属の
freetype2 を用いる」の4行をコメントアウトを解除して、付属のfreetype2を使用してみましたところ、うまくいきました。(もちろん、従来通りソースから
freetype2を別途インストールしてもうまくいくと思います)

そして、texlive2008-20080822.iso.lzmaをダウンロードして、

$ lzma -d texlive2008-20080822.iso.lzma
# vnconfig svnd0 /tmp/texlive2008-20080822.iso
# mount -t cd9660 /dev/svnd0c /mnt

動作報告44,47のようにisoを/mntにマウントしました。
OpenBSDのamd64環境の場合、ここからさらにisoが読込み専用だから/mntの中身を作業フォルダに全てコピーして、ソースを解凍してダウンロードしてきた
パッチを当てる作業(動作報告47)が必要でしたが、ptexlive-20090903以降から自動でパッチを当ててくれるようになり、この作業は不要になりました。
土村様ありがとうございました。

あとは必要パッケージが揃っていることを確認してptexlive.cfgを上記のように設定して

$ make all3
# make install

で完了です。

 実は今回、実験としてevince,texlive等を入れる前に上とほぼ同じ設定でmake all3していたのですが、なぜかmake testの段階でセグメンテーション
フォールトを起こしてします。(本当にすみませんが、エラーメッセージを不覚にも取り損ねてしまいました。しかし、エラーメッセージはptetexの動作報告133
ほぼ完全に同様のもので、具体的には「/var/tmp/ptexlive2008/texlive-20080816-source/inst/bin/x86_64-unknown-openbsd4.6/xdvi-xaw」が
coreを吐いて異常終了するというものでした。ptexlive-test-*****にはxdvi-xaw.coreがでました。)
 始めは主記録の容量不足(一応2GBあります)を疑ったのでがが、/usr/ports/graphics/evinceでmake install-allを行っていろいろなパッケージを
入れてみたところ、このエラーは出なくなりました。また、インストールし、PATHを通した後のxdvi-xawやxdviの動作にも問題がないようです。
 一応参考までにptetexの動作報告133でのエラーを再掲しておきます。

finishing...
`which bash` ./8test.sh
------------------------------------------------------------------------
[reading]    ./my_option
-----------------------------
[latex] test
./8test.sh: line 33:  9076 Segmentation fault      (core dumped) $@ 2> /dev/null
/var/tmp/ptetex3/bin/xdvi -debug 8 testpage.dvi
Warning: locale not supported by C library, locale unchanged
KPATHSEA_DEBUG = 0
xdvik 22.84.13 j1.41-ptetex3 (Xaw toolkit), kpathsea: kpathsea version 3.5.6
configured with: ppi=600 shrink=8 mfmode=<NONE> alt_font=cmr10 paper=a4
./8test.sh: line 33:  4850 Segmentation fault      (core dumped) $@
*** Error code 1

Stop in テフのディレクトリ/ptetex3-20090506 (line 77 of Makefile).

 さらに実験で、入れたパッケージのうち重要そうなevince-xdvi,evince-djvu,evince,texlive_base,texlive_texmf-minimalの5つをpkg_deleteで
わざとアンインストールした状態で、もう一度、make all3をしてみましたが、なぜかエラーなく正常にtestまで完了します。同じく、インストール後のxdvi-xawやxdviの動作も正常です。
 make install-allでインストールした上記5つ以外のソフトがエラーを抑えてくれているのでしょうか?

 とにかく、make testでxdvi関係のエラーが出たら、/usr/ports/graphics/evinceのパッケージを全部入れると回避できるようです。




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Last-modified: 2009-11-19 (木) 02:02:11 (5444d)