ptetex3 のコンパイル時間の節約

ptetex3 をコンパイルするには、かなりの時間がかかります。 ディスクの性能にもよりますが、 PenIII 1GHz で20分ぐらい、Pen4 2.8GHz で10分ぐらいでしょうか。 いくらか工夫をすることで、コンパイル時間を節約することができます。 my_option というファイルを作ってカスタマイズします。 詳しい書式は my_option.sample というファイルを同梱してますので、 そちらをご覧下さい。

システムのライブラリを利用

teTeX は libz, libpng など、普通の OS なら持っていそうなライブラリでも、 自前のものを持っています。 何も指定しないと自前のものを使うので、コンパイルに余計な時間がかかります。

my_option に以下のように書いておけば、システムのライブラリを用いるようになります。 システムのライブラリが見つからないとか、古いとかの問題があれば、 自前のものに切替えてくれるので、何も考えずに指定しておいて害はないと思います。

### (推奨) 既にライブラリが存在すれば、それを使う
conf_option --with-system-zlib
conf_option --with-system-pnglib
conf_option --with-system-gd
conf_option --with-system-ncurses
conf_option --with-system-t1lib

不要なツールを除外

teTeX には、OS に付属しているツールや、 日本語圏のユーザであれば、まず使わない(日本語化されていない) ツールが含まれています。 これらを除外すれば、やはりコンパイル時間の節約になります。 my_option には以下のように書きます。

### (推奨) 使わないツールを除外する(コンパイル時間を節約)
conf_option --without-dviljk
conf_option --without-info
conf_option --without-texi2html
conf_option --without-texinfo
# conf_option --without-dvipng (各自の判断で有効にして下さい)
# conf_option --without-dialog (各自の判断で有効にして下さい)

$TEXMF-dist を流用

ptetex3 の make の初期段階では、tetex-texmf-*.tar.gz という、 100MB 近い巨大な tar 玉の展開を行います。 決して変更されないファイルをかなりの時間をかけて展開していることになります。

そこで、これを別の場所に展開しておき、 ptetex3 からはそれを利用することができるようにしておきました。 tetex-texmf-*.tar.gz を /usr/local/share/texmf-dist に展開しておけば、 my_option に

TEXMFDIST=/usr/local/share/texmf-dist

と指定するだけで、これを利用するようになります。 make 時の PREFIX がどのように指定されていても構いません。

既に別のパッケージなどで $TEXMF-dist に相当するものがあれば、 それを指定すればよいわけです。 ただし、本当に tar 玉を展開しただけで、改変されていないことが条件です。 FC5 などの tetex パッケージでは、$TEXMF-dist が独立しては存在しないようですので、 流用は無理かもしれません。

ptetex3 を再インストールする場合は、 既に $TEXMF-dist が展開されているわけですから、 (若干危険ですが)上書き再インストールするのならこれも流用できます。 万全を期すなら、 インストール先にのみ存在するファイルを後からでも消せばよいのでしょう。


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Last-modified: 2006-12-02 (土) 13:45:51 (4004d)