openSUSE11.3 (32bit) †
- ページ: 動作報告
- 投稿者: teru?
- 状態: 小さな不具合
- ptexliveバージョン:20100711
- 投稿日: 2010-07-23 (金) 22:11:44
必要パッケージ †
C言語開発環境
ptexlive.cfg †
## (必須・変更不可) ベースとなる TeX Live のバージョン
TEXLIVE_VERSION=2009
### (必須) mount した TeX Live 2009 DVD のディレクトリを指定
ISO_DIR=/home/..../mpoint
メッセージ †
make の最後で以下のmessageが出力されました。
-----------------------------
[-dNOKANJI] test
-----------------------------
[CVE-2007-0104] test
CVE-2007-0104 is not fixed.
make: *** [stage8] エラー 1
しかし、そのまま#make installを行いました。おそらく私が使う上では問題はないのだと思います。
- 同じエラーがOpenBSDでも出ます。CVE-2007-0104はセキュリティ関連のバグだったはずなので、このバージョンのptexliveは使用しないほうがいいかもしれません。パッチを当て忘れた可能性があるかもしれません。 -- chocolat
- pdftex バイナリを新たにビルドされましたか? その場合 TL2009附属の xpdf をリンクした場合は確か大丈夫だと思います。古い xpdf や poppler が使われているかもしれません。
pdftex --version
とすれば、使用しているライブラリの詳細がわかると思います。 -- kakuto
- こんにちは。OpenBSDのportsで提供されるpoppler,xpdf関連を全て削除してから改めてビルドしましたところ、ビルド自体には成功しますがやはりmake testで同様のエラーが出てしまいます。
/var/tmp/ptexlive2009/texlive-20091011-source/inst/bin/x86_64-unknown-openbsd4.7/pdftex --versionの結果は以下のようです。
pdfTeX 3.1415926-1.40.10-2.2 (TeX Live 2009)
kpathsea version 5.0.0
Copyright 2009 Peter Breitenlohner (eTeX)/Han The Thanh (pdfTeX).
There is NO warranty. Redistribution of this software is
covered by the terms of both the pdfTeX copyright and
the Lesser GNU General Public License.
For more information about these matters, see the file
named COPYING and the pdfTeX source.
Primary author of pdfTeX: Peter Breitenlohner (eTeX)/Han The Thanh (pdfTeX).
Compiled with libpng 1.2.39; using libpng 1.2.39
Compiled with zlib 1.2.3; using zlib 1.2.3
Compiled with xpdf version 3.02pl3
- xpdf ライブラリは、TL2009 付属のものが使用されています。よくわかりません。64ビットの場合の特徴かもしれません。xpdf ライブラリを使用するのは、pdftex, pdflatex, xetex, xelatex, luatex, lualatex だけです。ご心配でも、他のものは心配なく使用できると思います。latex の実体も pdftex ですが、この場合、xpdf ライブラリの機能は使用されません。 -- kakuto
- 今試しにパッケージを削除したこの状態で、同じ設定の下、20100322バージョンを用いてコンパイルしてみましたが、こちらはmake testを正常に終了します。
こちらのpdftex --versionで得られる情報は上の情報と一字一句同じでした。
まだ私も見落としているところがあるかもしれないので、もう少し調べてみます。 -- chocolat
- 8test.shのハッシュを計算したところ、0711バージョンと0322バージョンで違いが見られました。違うのは、161行目のexitがコメントアウトされているという点でした。私はシェルスクリプトは全くの素人なので恐縮ですが、これが原因でしょうか? -- chocolat
- 161行目が生きているということは、それ以下のテストを省略するということだと思いますが、これをコメントアウトすると、0322でもエラーになりますか? -- kakuto
- 試してみたところ同じエラーになりました。 -- chocolat
- CVE-2007-0104 のテストの内容は、私も理解していません。 -- kakuto
- そうですか・・・。なんだかすぐに解決できる感じの問題ではなさそうなので、とりあえずもう少し時間をかけて、様子を見てみようと思います。今後何か気づいた点があれば、今度は動作報告に報告させていただきます。お忙しいところ有難うございました。 -- chocolat
- CVE-2007-0104 のテストでは、"recursive calls" という文字列を含む
エラーメッセージを出力して終了するかどうかを見ていますが、これは
おそらく当時提出されたパッチによるもので、xpdf 3.02pl3 や xpdf 3.02pl4
では違った方法で fix してあります。従ってこのテストは xpdf 3.02pl3,
xpdf 3.02pl4 では必ず失敗します。
\documentclass{article}
\usepackage{graphicx}
\begin{document}
\includegraphics{MOAB-06-01-2007.pdf}
\end{document}
を pdflatex で処理してみて、crash することなく、危なげなくエラー終了すれば
大丈夫でしょう。-- kakuto
- xpdf 3.02pl3, xpdf 3.02pl4 では、 "recursive calls" ではなくて、"Loop in Pages tree" というエラーメッセージを出力して終了します。 -- kakuto
- おお、すごい!ありがとうございます!8test.shの225行目:
if ! $BIN/pdflatex xpdf.tex 2>&1 | grep "recursive calls" > /dev/null; then
を以下のように修正しました。
if ! $BIN/pdflatex xpdf.tex 2>&1 | grep "Loop in Pages tree" > /dev/null; then
すると、make testでも失敗しません。さすが角藤さん!本当にありがとうございました!-- chocolat
- kakuto さん chocolatさんありがとうございます.すぐ上の議論でようやく私もどうすれば良いか分かるレベルになりました.こちらでもerrorなしに終了しました. -- teru
- 実は,もうひとつ解決したい問題があります.make test 時に次のwarning が出されます.
*** Warning: GenericResourceDir doesn't point to a valid resource directory. the -sGenericResourceDir=... option can be used to set this.
これと同じmeaagseはdvipdfmでepsファイルを参照するときにもでます.okularでpdfファイルを開けばしっかりとpdfファイルはできていますので深刻な問題ではないと思うのですが気になります, -- teru
%gs f-h-2d.eps
GPL Ghostscript 8.70 (2009-07-31)
Copyright (C) 2009 Artifex Software, Inc. All rights reserved.
This software comes with NO WARRANTY: see the file COPYING for details.
*** Warning: GenericResourceDir doesn't point to a valid resource directory.
the -sGenericResourceDir=... option can be used to set this.
Can't find (or can't open) font file /usr/share/ghostscript/Resource/Font/StandardSymL.
Loading StandardSymL font from /usr/share/ghostscript/8.70/Resource/Font/StandardSymL... 3193040 1703212 6471424 5167975 2 done.
openSUSE11.3では/usr/share/ghostscript/Resource/Fontというdirectoryと/usr/share/ghostscript/8.70/Resource/Font/の二つがあります.まずgsは/usr/share/ghostscript/Resource/Fontを探しに行きwarningを出力し,/usr/share/ghostscript/8.70/Resource/Font/を探して解決しているようです.texのinstall時にgsのdirectoryを設定することは可能なのでしょうか? -- teru
- 2度目のサーチで Resource ディレクトリを見つけているので、さしあたり我慢してGhostscript の専門家から対処法が示唆されるまで、このまま使用するのが安全だと思います。 -- kakuto
- ありがとうございました. -- teru
- ghostscriptのWarningの件です。このページを見て試してみました。gs_res.psの329行目を -- nismasous
- 続きです(慣れていないので済みません)。329行目を /GenericResourceDir (/usr/share/ghostscript/8.70/Resource/) .resource_dir_name のようにしてみました。これでps2pdfはOKになりました。8.70が入っていないとダメです。ghostscriptがバージョンアップしたら、また同じようなことをしないといけないと思います。 -- nismasous
- nismasousさん.有難うございます. dvipdfm でもwarningの出力が消えました.すばらしい.いまいそがしくてdvipdfmxはtryできませんがきっと大丈夫ですね. -- teru
- ps2pdf test.dviとすると日本語フォントを埋め込むので、329行修正以前は日本語フォントが見つからず、warningを出すだけではなく、pdfも作れず終了したようです。dvipdfm(x) test.dviではフォントを埋め込まないので、warningを出しはするもののRyuminやGothicBBBを指定してpdfを作成できていたんですね。 -- nismasous
- しまった、「ps2pdf test.dvi」は 「ps2pdf test.ps」 の書き間違いです。 -- nismasous
- 今日はdvipdfmxをトライしました.ghostscriptのwarningはでません.良かったです. ところで, ** WARNING ** UCS-4 TrueType cmap table...は何なのでしょうか? 当方,いつも %dvipdfmx -f ptex-ipa-otf.map s.dvi などとしているのですが. 何かご存知ですか? -- teru
- cmap format 12 の TrueType フォントは珍しいのであまりテストしていない、という意味で警告を出すようにしているのだと思います。気にしないで良いと思います。 (ttfdump の場合はソースが古いので Unrecognized CMAP format と表示します。) -- kakuto