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VineLinux 3.1 の設定


Vine 3.1 を使っています。 カスタマイズすべき点がいくつかあります。

[2005/ 7/ 4] X アプリの窓が開かない

GNOMEの
 アプリケーション
  システム・ツール
   ログイン画面の設定
    セキュリティ
     XサーバへのTCP接続を常に禁止する
のチェックをはずす


[2005/ 7/ 4] Vine で X アプリを ssh 経由で立ち上げると、よく落ちる。

 vine docs で得た情報です。"patch -p0 < ssh.diff" 次に ssh でつなぐときから有効です。sshd の再起動は不要です。

"/etc/ssh/ssh_config"
 Host *
	ForwardX11 yes
	ForwardX11Trusted yes   追加


[2005/ 7/ 4] cron で起動されるプロセスの優先順位を下げる

 cron で動かすプログラムは不急のものが多いので、 プロセスの優先順位を下げてくれればよいと思うのですが、 そういう設定はまだそれほど広まってないようです。

 ということで、優先順位を下げるようにしました。 これで CD-R を焼いていても、(気持程度ですが)安心です。 パッチ形式にしたものもあります。 "patch -p0 < cron.diff" とすると 以下のファイルを二つまとめて書き換えます。 crond を再起動すれば有効になるでしょう。

"/etc/crontab"
# run-parts
01 * * * * root /bin/nice -10 run-parts /etc/cron.hourly    書き換え
02 4 * * * root /bin/nice -10 run-parts /etc/cron.daily     書き換え
22 4 * * 0 root /bin/nice -10 run-parts /etc/cron.weekly    書き換え
42 4 1 * * root /bin/nice -10 run-parts /etc/cron.monthly   書き換え

"/etc/anacrontab"
1	65	cron.daily	/bin/nice -10	run-parts /etc/cron.daily     書き換え
7	70	cron.weekly	/bin/nice -10	run-parts /etc/cron.weekly    書き換え
30	75	cron.monthly	/bin/nice -10	run-parts /etc/cron.monthly   書き換え

 ちなみに、'/bin/nice' と、 csh 内部コマンドの nice はオプションの意味が異なります。

優先順位を 上げる(rootのみ) 下げる
sh,bash,/bin/nice nice --10 nice -10
csh,tcsh nice -10 nice +10

[2005/ 7/ 4] inittab の修正

 自分用の "/etc/inittab" の変更点を並べておきます。 "patch -p0 < inittab.diff" ディスプレイマネージャ (gdm) のおかげで、もうあまり重要ではなくなりました。

 CTRL+ALT+DEL で電源 OFF にする

# Trap CTRL-ALT-DELETE
#ca::ctrlaltdel:/sbin/shutdown -t3 -r now    コメントにする
ca::ctrlaltdel:/sbin/poweroff    追加

 コンソールの仮想画面を減らしてメモリ節約
ログイン画面直前に画面クリアーしない

# Run gettys in standard runlevels
1:2345:respawn:/sbin/mingetty tty1 --noclear    書き換え
2:2345:respawn:/sbin/mingetty tty2
#3:2345:respawn:/sbin/mingetty tty3    コメントにする
#4:2345:respawn:/sbin/mingetty tty4    コメントにする
#5:2345:respawn:/sbin/mingetty tty5    コメントにする
#6:2345:respawn:/sbin/mingetty tty6    コメントにする


[2005/ 7/ 4] fstab の修正

 noatime オプションを追加すれば、無駄なディクスへの書き込みが減ります。 ファイルの最終アクセス時刻が更新されなくなりますが、実害はないでしょう。 例えば次のようにします。

"/etc/fstab"
LABEL=/       /      ext3    defaults,noatime    1 1


[2005/ 7/ 4] postfix のディスクアクセスを減らす

 ディフォルト設定のまま postfix を動かしていると、 1分に一度ディスクアクセスをしてしまい、 ディスクの回転が止まりません。 そういう運用もありでしょうが、回転を止めたい方は、 以下のように変更するとよいです。 "patch -p0 < postfix.diff"

"/etc/postfix/master.cf"
pickup    fifo  n       -       n       3600    1       pickup    書き換え
cleanup   unix  n       -       n       -       0       cleanup
qmgr      fifo  n       -       n       3600    1       qmgr      書き換え


[2005/ 7/ 4] xfs の無駄を省く

 "[VineSeed:10087] init.d/xfs" の西村さんの報告によると、 xfs の起動スクリプトには、かなり無駄な動作があるようです。 添付されていたスクリプトを diff 形式に変更しました。 "patch -p0 < xfs.diff" として使います。

 再起動すれば有効になります。 一度目の起動には少々時間がかかりますが、その次からはかなり早くなります。


[2005/ 7/ 4] dvipdfmx で...

 dvipdfmx で EPS を取り込むときに、 日本語フォントがビットマップで埋め込まれるのを防ぎます。 "patch -p0 < dvipdfmx.diff"

 TeX wiki と同じ内容です。


[2005/ 7/ 4] 開発環境

 "apt-get install build-essential" だけでは十分とは言えません。 bison flex も多くの場面で必要でしょうし、 hoge-devel というのも必要です。

 Vine 用の RPM なら apt-get build-dep hoge.src.rpm で必要なものは全部インストールされることになっています。 (そうでなければバグですので報告を。)

 ものぐさな人向けには、 apt-get script install-devel.lua で今はいっているパッケージの -devel sub package(+α?)が インストールされます。


[2005/ 7/ 4] software suspend

 WinXP で言うところの「休止」ができます。 スワップ領域にメモリイメージを書き出すので、 ディスク上に余分な領域は不要です。 しかもデータ圧縮しながら書き出すので高速です。 この点でWinXPの休止よりも優れています。

 半面、すべてのデバイスドライバが software suspend に対応しているわけではなく、 運の悪いものは resume 後に使えなくなってしまうものがあります。 こういうものは suspend 前に rmmod して、 resume 後に insmod してやればよいのですが、 どのカーネルモジュールを rmmod/insmod すればよいのか、 試行錯誤することにもなります。

 Vine 3.1のカーネルには既にパッチが当たっています。 softwaresuspend には rmmod/insmod の支援をしてくれるスクリプトがあります。


[2005/ 7/ 4] Adobe Reader 7.0 のインストール

 先に openldap をインストールしてから AdobeReader_jpn-7.0.0-2.i386.rpm をインストールすると、 起動時のエラーが出ません。


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土村 展之(tutimura(a)nn.iij4u.or.jp) '(a)'は'@'に置き換えて
更新日 7/ 5 13:30, 2005